1 : 鉄チーズ烏 ★@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 08:18:55.83 ID:ID:CAP_USER9.net
冬ドラマがこれからいよいよ本格的にスタートする。昨年は“ドラマのTBS”が見事、復活。数多くの話題作を提供してきたが、今クールも木村拓哉主演の『A LIFE』など注目作が多い。果たしてTBSは、このブームを維持できるのか。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが、ドラマの見どころと併せて解説する。
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昨秋から年末にかけて巻き起こった『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の大ブームがようやく落ち着きつつありますが、1月スタートの冬ドラマでもTBSの勢いが止まりそうにありません。特に15日スタートの『A LIFE~愛しき人~』、17日スタートの『カルテット』は相当な意欲作です。
まず『A LIFE』。「SMAP解散後の木村拓哉主演作」「キムタクが初の医者役に挑戦」という2点ばかりがクローズアップされていますが、むしろ見どころは、それ以外のところにあります。
脚本の橋部敦子さんは、僕シリーズ(フジテレビ系)、『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)、『僕のいた時間』(フジテレビ系)などで知られるヒューマン作の第一人者で、医療ドラマの経験も豊富。演出の平川雄一朗さんは、『JIN-仁-』(TBS系)、『とんび』(TBS系)、『天皇の料理番』(TBS系)などを手がけたこれまたヒューマン作の名手であり、TBSドラマのエース格。さらに、プロデューサーの瀬戸口克陽さんは、『華麗なる一族』(TBS系)、『99.9% -刑事専門弁護士-』(TBS系)などで豪華キャスティングを実現させたやり手として知られています。
そのキャスティングも、ヒロインの竹内結子さん、木村文乃さん、菜々緒さんが“華”を、浅野忠信さん、及川光博さん、松山ケンイチさんが“熱さ”を、柄本明さん、田中泯さん、小林隆さんが“重さ”をもたらすなど盤石。木村拓哉さん演じる沖田一光が「心臓血管、小児の専門外科医」だけに、緊急度の高い患者をめぐって緊張感あふれるやり取りが見られそうです。
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スタッフ、キャストともにスキのない布陣であり、木村拓哉さんへの注目度で初回視聴率が上がるようなら、そのまま他作品を置き去りにして独走態勢に入っても不思議ではないでしょう。
一方、『カルテット』もスタッフとキャストの豪華さでは負けていません。松たか子さん、満島ひかりさん、松田龍平さん、高橋一生さんの演技派4人でメインを固めるのは連ドラとして異例であり、意欲のほどがうかがえます。
脚本の坂元裕二さんは、『Mother』(日本テレビ系)、『Woman』(日本テレビ系)、『最高の離婚』(フジテレビ系)など、オリジナルにこだわる日本屈指のヒットメーカー。会話劇に定評があるだけに、『最高の離婚』のような「4人が迫真の演技でぶつかり合う」シーンが期待されます。
演出の土井裕泰さんも、古くは『青い鳥』(TBS系)、『GOOD LUCK!!』(TBS系)、最近でも『コウノドリ』(TBS系)、『重版出来!』(TBS系)、『逃げるは恥だが役に立つ』を手がけるなど百戦錬磨。今作では、TBSの連ドラに初めて坂元裕二さんを招へいしてチーフプロデューサーも兼務するなど、その意気込みには並々ならぬものがあります。
「30代の男女4人が偶然出会い、ともに弦楽器を演奏できることから四重奏カルテットを組み、共同生活をはじめた。しかし、“全員秘密だらけ、全員片想い”という異質な状況になっていく……」という物語も、ミステリアスかつ波乱含みで興味をそそります。『逃げるは恥だが役に立つ』のように、徐々に視聴者の関心を集めて視聴率を上げていくかもしれません。
昨年TBSは、等身大の人間模様を丁寧に描いた『家族ノカタチ』『重版出来!』、シリアスなテーマに挑戦した『わたしを離さないで』『砂の塔 ~知りすぎた隣人』、徹底したエンタメで楽しませた『99.9%』『逃げるは恥だが役に立つ』、ポップなラブストーリーで女優の魅力を引き出した『ダメな私に恋してください』『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』など、さまざまなタイプの力作を次々に投入することで「視聴者の信頼を得よう」としてきました。
そんな地道な努力で芽生えた信頼関係は、簡単に揺らがないでしょう。少なくともここで挙げた『A LIFE』と『カルテット』は高品質必至だけに、冬ドラマの中心となり、3月まで私たちに話題を提供し続けてくれる気がします。
2017.01.09 07:00
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Source: ネタッチ!芸能ニュースまとめ
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