1 : 鉄チーズ烏 ★@\(^o^)/ 2017/01/21(土) 08:55:00.30 ID:ID:CAP_USER9.net
第二次大戦下の広島県呉市を舞台に、厳しい日常を精いっぱいに生きる女性の姿を描いて大ヒット中のアニメ映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督、こうの史代原作)。その主人公、すずの声を担当した女優、のんさん(23、本名=能年玲奈)の写真集『のん、呉へ。2泊3日の旅』(双葉社、1500円+税)が昨年末に刊行され、発売記念イベントに伴う囲み取材が東京都内の書店で行われた。
映画は昨年11月公開。ミニシアターを中心とした独立系作品ながら、口コミで評判が広まり徐々に上映館が拡大、1月上旬時点で動員75万人、興行収入10億円を突破する異例のヒットとなった。昨年のキネマ旬報ベスト・テンで日本映画の1位に選ばれるなど、作品としての評価もきわめて高い。
映画の主人公は、昭和19年に18歳で海軍軍属の夫に嫁入りした絵が好きなおっとり女性、すず。のんさんはその声優を務め、映画成功の立役者の一人となった。今回の写真集は映画アフレコ後の昨年10月末、作品の舞台となった軍港の街、呉市で撮影された。
海上自衛隊の現役潜水艦や護衛艦を間近で望める公園「アレイからすこじま」や、本州と倉橋島の間90メートルを結ぶ日本一短い定期航路「音戸渡船」など、呉の名所をのんさんが元気いっぱいに探訪する様子が収録されている。
映画に登場した、3つ並んだ古い土蔵「三ツ蔵」など、作品鑑賞後に見るとさらに味わい深いカットもある。「すずさんが嫁ぎ先から買い物に行く道沿いに並んでいる三ツ蔵が、そのまま残っていて。海も、映画の中の当時とは少し違っていたりするけど、空気感、雰囲気がそのまま感じられます」
写真集を眺めた感想として「すごく楽しそう。われながら、23歳には見えない幼さだと…」と、はにかみながら語るのんさん。自身の一番のおすすめは、大正時代から続く呉駅近くの老舗大衆食堂「森田食堂」だという。
「すごくおいしくて、ついつい、いっぱい食べてしまって…。私が今まで食べたご飯の中で一番、世界一おいしいご飯だなぁと幸せになる食堂でした。あと、食堂を切り盛りしている方が鈴子さんといって、すずさんと2文字同じなのも、めちゃくちゃうれしかったです」
写真集でのお気に入りの一枚も、森田食堂で食べ物を思い切りほおばっている場面だとか。「まるで動物のような、子供の妖怪(座敷わらし)のような…」と照れつつも、報道陣からの「同じ顔をしてください」とのリクエストに律儀に応じ、ほおを膨らませた“変顔”を披露する一幕もあった。
>>2以降に続きます
2017.1.21 01:00
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>>1の続き
写真集全体としても、何かを幸せそうに食べるシーンが目立つ。囲み取材では他にも、呉名物の細うどんを具に使ったご当地お好み焼き「呉焼き」のおいしさを力説したり、また魚の練り物をフライにしたB級グルメ「がんす」を妙に気に入って「『そうでがんす』、ってずっと言っていたんですよ、食べながら(笑)。がんす妖怪です」と持ち前の独特のユーモアセンスで冗談を飛ばすなど、食べ物の話題になると俄然スイッチが入るのが印象的だった。
映画についての感想を聞かれると、「戦時下、昭和19~20年の話ではあるんですけど、すずさんがご飯を作ったり着物をリサイクルしたり、みんなで幸せにご飯を食べたりという日常が、すごく丁寧に描かれている作品です。日々暮らしていくことがとても楽しいなって思える、ほっこりするシーンになっていて。だからこそ、原爆投下のシーンとか、怖いという気持ちが自分に引きつけて感じました」と、訥弁ながら自分の言葉でしっかりと語った。「ラストの方のシーンではとっても楽しく、なんだかみんなが大慌てで騒がしくなって生活が回り出して。幸せな気持ちになる映画だと思います」
ほんわかと天然で前向き、かつとぼけたユーモアの持ち主。映画の主人公、すずと重なるのんさんのキャラクターとその魅力が、たっぷりと詰まった一冊だ。(文化部 磨井慎吾)
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Source: ネタッチ!芸能ニュースまとめ
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